今年もランドセルを海外へ 稲田学園 トマト植え送料ねん出


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    伊藤会長から植え方を教わる児童たち

 稲田学園の6年生32人は自分たちのランドセルを海外に送る支援を実現するため、6日にトマトの苗約80株を校舎南側のハウスに植えた。
 4年前の6年生が総合的な学習の時間「いなだスタディ」で主体的に始めた取り組みで、後輩たちが引き継いでいる。
 今年も地元企業のジェイラップが全面協力し、苗の準備から植え方、育て方の指導までサポートした。
 講師を務めた同社の伊藤俊彦会長は「皆さんの活動を誇りに思っています」と伝え、この取り組みの意義を理解することの重要さ、収穫しやすく植えるコツなどのほか、「草という漢字は、早く伸びることに由来する」など豆知識も教え、子どもたちの関心を集めた。
 また5年生25人もミニトマトを植え、先輩たちの作業を手伝った。
 収穫したトマトはジェイラップがドライトマトに加工し、子どもたちがflattoなどで販売することでランドセルの送料に充てる。