遠藤梨李選手(鏡石町出身)圧巻の初優勝 国民スポーツ大会ウエイトリフティング


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    国スポを優勝した遠藤選手

 第79回国民スポーツ大会「わたSHIGA輝く国スポ」のウエイトリフティング女子59㌔級は6日、滋賀県高島市の安曇川高体育館で行われ、鏡石町出身の遠藤梨李選手(いちご)がスナッチ95㌔、ジャーク113㌔の計208㌔で初優勝した。
 遠藤選手は昨年の全日本選手権59㌔級優勝、全日本女子選抜選手権64㌔級準優勝などの成績を残している。
 今大会の同種目は15人が出場し、遠藤選手はスナッチを1回目90㌔、2回目93㌔と成功させ、3回目にさらに2㌔増やして成功させた。ジャークは3回目の115㌔こそ惜しくも失敗したが、トータルで2位に13㌔差をつける圧巻の実力で頂点をつかんだ。
 遠藤選手は阿武隈時報社の取材に対し、「目標にしてきた優勝ができてうれしいです。これまで大会ではトータル207㌔が最高だったので、更新できたのも自分にとって大きいです。体調が万全だったことに加え、重量を上げるタイミング、感覚を意識的に変えるトレーニングをしてきたので、それが実ったと思います。これから2028年のロサンゼルスオリンピックを目標に、まずは来月のレディースカップやそこから続く世界選手権、全日本選手権でもしっかりとした成績を残したいです」と語った。