市民の銅版画作品 11月4日までtetteに展示 亜欧堂田善の作品写真も


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    受講者の力作が並ぶ会場

 須賀川市立博物館の「田善を知る 銅版画教室成果展」は11月4日まで、tette3階で開かれ、受講者が2日間かけて制作した力作12点が並んでいる。
 同教室は作品づくりを通じて田善の画業に理解を深めることなどを目的に、9月13、14の両日に牡丹会館多目的ホールで開かれ、12人が受講した。
 展示ケースには翠ケ丘公園や釈迦堂川の鯉のぼり、白牡丹など須賀川らしいモチーフを描いたものや、猫のいる景色、風神雷神図、花とリボンを組み合わせた象徴的な作品など、受講者の個性が光る作品が並ぶ。
 会場には製作風景や製作過程を解説するパネルなども展示した。
 また同階の別コーナーには亜欧堂田善の版画写真を飾ったスペースも設けており、東都名所図の二州橋夏夜図や新吉原夜俄之図などの名作を鑑賞できる。