須賀川特撮アーカイブセンター5周年 11月3日記念イベント 樋口真嗣監督、田口清隆監督が「須賀川と特撮」を語る


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    ロボ格納庫周辺を撮影
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    ロボ格納庫ミニチュアを組み立てる塾生

 令和2年11月3日(ゴジラの日)の開館以来、2000点を超える貴重な特撮関連資料を収集公開している須賀川特撮アーカイブセンターは今年で開館5年を迎える。「開館5周年記念イベント」は、11月3日午前10時から岩瀬市民サービスセンター3階講堂でトークショー「須賀川と特撮」を開く。先着80人の参加を受け付ける。
 講師にアーカイブセンター開館に尽力したATAC(アニメ特撮アーカイブ機構)副理事長の樋口真嗣監督と、すかがわ特撮塾長の田口清隆監督を迎え、特撮塾常任講師で映像コーディネーターの島崎淳さんが司会をする。
 参加には事前申し込みが必要で、特撮アーカイブセンターホームページ(https://s-tokusatsu.jp/)から受け付ける。
 24日の締め切り前でも定員に達した場合は募集を終了する。
 終了後は撮影中のすかがわ特撮塾4期生映像作品エキストラ参加と特撮撮影見学体験を行う。午後0時10分からを予定する。
 エキストラはアーカイブセンター敷地内から屋外に逃げるシーンに出演する。撮影見学はムシ型ロボの格納庫シーンと発進シーン撮影をする。
 事前申し込みは不要で参加を希望する場合は事前にアーカイブセンターホームページで詳細を確認する。
 須賀川特撮アーカイブセンターは須賀川市出身で特撮の神様こと故円谷英二監督らが考案した特撮関連資料がCGの隆盛などにより国内外に散逸・廃棄されていることから、特撮を文化として後世に伝えるため現代特撮関係者の全面協力を得て開館した。
 特撮に特化した専門施設として国内外から熱い注目を集め、これまで来館者は10万人を超えている
 すかがわ特撮塾は円谷監督が生涯大切にした空想と創造の精神と技術を受け継ぐ若人の育成を目指して毎年度開講し、オリジナル怪獣映画を年1作品撮影している。
 今年は初のムシ型(クワガタ)メカタイプのロボが怪獣を迎え撃つ「出撃せよ!機動甲虫クワガッシャー」を制作している。
 怪獣アクタースーツも自作・完成し、センター収蔵のミニチュアなどを使った撮影会が12日から長沼ラボで始まった。
 12日は屋外駐車場スペースで建物を壊すシーンなど動きが伴う場面などを、13日は屋内ラボでクワガッシャーの格納庫周辺などの撮影に取り組んだ。