10月18日は中高9校で文化祭 須賀川創英館の一般公開・入場制限なしは9年ぶり


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    力を合わせて準備を進める創英館高の生徒たち

 須賀川・岩瀬管内の中学校と高校による文化祭は今週末にピークを迎える。今年は特に18日の開催が多く、今シーズンに実施する13校のうち過半数を占める9校が一斉に文化祭を開く。各校では準備が進んでおり、特に須賀川創英館高は、入場制限を設けない一般公開文化祭が旧須賀川高時代から9年ぶりとなるため、生徒たちは一層の成功を目指し力を合わせている。
 同校は令和4年に開校し、同年に初の公開文化祭「翠陵祭」を開催したが、コロナ禍の影響で入場者を制限した。また令和元年に旧須賀川高が「旭陵祭」を予定していたが、ちょうど令和元年東日本台風に見舞われ、準備したにも関わらず中止した経緯がある。
 そのため、制限をかけずに広く公開できる文化祭としては9年ぶりとなる。
 今年のテーマは全校生から公募した案をまとめて、「Prism(プリズム)~ここから創(はじ)まる輝き~」とした。
 ポスターデザインは3年生の鈴木あやめさんが手掛けた。生命の躍動を感じさせる液体が魚や蝶、鳥や花など様々な姿に変わる様子を描き、将来に向けてあらゆる可能性を秘める生徒たちの姿が反映されている。
 生徒会長であり実行委員長の佐藤陽向さん(3年)は「地域に開かれた文化祭は久しぶりとなるので、生徒だけでなく多くの人に楽しんでいただき、有意義だったと感じてもらえるイベントにしたいです」と意気込む。
 各クラスの準備も進んでおり、フォトスポットやお化け屋敷、縁日やカフェなど定番の内容に流行の要素や工夫などを盛り込んだ。ほかにもJRC部の謎解きや美術部の作品展示、2年生全体による「総合的な探求の時間」成果発表もある。
 体育館では合唱部・吹奏楽部の発表や有志による歌やダンス、怪獣同士のショーなども予定しており、同窓生や地域全体に元気を届ける。
 このほか各中学校の文化祭日程は次の通り。
 ▽16・17日=仁井田▽17日=須賀川二、稲田▽18日=須賀川一、須賀川三、西袋、大東、長沼、岩瀬、鏡石、天栄▽26日=小塩江