須賀川市の第43回円谷幸吉メモリアルマラソン大会は19日、コロナ禍以降最多となる1925人が沿道の声援を受けながら影沼橋をスタートし、秋の須賀川路を走り抜けた。須賀川・岩瀬勢は10㌔一般男子(40~49歳)で根本貴志さん(須賀川市)が33分14秒の大会新記録で優勝した。
須賀川市出身で東京五輪男子マラソン銅メダリストの故円谷幸吉選手の偉業を顕彰する市の一大スポーツイベント。
今年はハーフコースも2年ぶりに復活し、24部門で健脚を競った。
ランナーたちは昨年の自分を超える、一つでも上の順位を目指す、家族や仲間と楽しい思い出をつくるなどそれぞれの目標を胸に秘めながらスタートラインに立った。
5㌔のスターターは特別招待選手の君原健二さん(84)が務め、後進たちに激励のメッセージを送った後、号砲を鳴らした。
選手たちはまっすぐに前を見据えた精かんな表情で一斉に走り出し、ゴールの円谷幸吉メモリアルアリーナを目指した。
大会には中学・高校生や様々な市内団体・企業がボランティアとして協力した。
またランナーファーストの大会を実現するため今年もコンディショニングルームを設けたほか、新たに久保木畳店の協力で選手控室に畳クッションを設置した。出走前後にリラックスできる環境を提供したことで、選手からは好評を得ていた。
須賀川・岩瀬勢の入賞者は20日付けの紙面に掲載している。










































