11月3日に小松明製作体験 松明あかし実行委員会で行事の詳細を確認


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    万全な準備を呼びかける大寺市長

 須賀川市の松明あかし実行委員会は22日、tetteで開かれ、11月8日に向け委員約20人が詳細を確認した。
 今年は一般参加の小松明製作体験を3日午前10時からtetteでんぜんホールで開く。参加無料で事前申し込み不要のため、多くの来場を呼びかける。
 体験者は松明あかし当日の小松明行列にも参加できる。小松明行列は8日、妙見児童公園に集合し、午後4時45分から出発する。
 例年通り8日にも小松明製作体験はあり、午後1時からtetteで実施する。参加料は1本500円。
 一般参加の小松明行列は事前・当日の製作体験分200本、当日販売分200本、計400本を予定している。このほか市内町内会や子ども育成会など10団体が小松明455本の列を作る。
 松明をもりたてる会の大松明は、松明行列をせず開催当日にトラックで運搬し、午後1時半から約1時間かけてクレーンで建立する。
 須賀川一中の松明行列は同日午後2時から上北町を出発し、例年通り生徒たちが目抜き通りや馬町、商工会議所前を経て五老山まで運ぶ。
 御神火隊は二階堂神社で午後5時半に奉受式、45分に出発し、6時に五老山篝火に点火する。
 松明太鼓は1部を午後6時から演奏する。
 大松明を筆頭に6時半から点火し、本松明21本を次々と燃やしていく。合わせて松明太鼓の演奏も2部に移行し、炎と音の競演で行事の盛り上がりはピークを迎える。
 tette前と須賀川信用金庫本店駐車場のおもてなし・イベント広場は午後1時から4時まで、翠ケ丘公園芝生広場のおもてなしフードコートは午前11時から午後9時まで、来場者を記念撮影や食事などで楽しませる。
 露店はとり峰からミニストップ上北町店までの松明通りに限定し、午後2時半から9時まで営業する。
 実行委員長の大寺正晃市長は430年以上の歴史と伝統を誇る同行事が市民の手によって苦難を乗り越え、受け継がれてきたことを踏まえ、「今年も滞りなく開催できるよう協議を図り、準備に万全を期していきたい」と協力を呼びかけた。
 なお事業費にあてるための資金を9日までクラウドファンディング(https://camp-fire.jp/projects/889014/view)で募っている。23日午前9時現在で51人が24万7750円を寄せており、目標額50万円の達成を目指す。