緊急銃猟の対応を確認 相次ぐクマの目撃を受け


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    委嘱状を受ける委員たち

 須賀川市内でクマの目撃が相次いでいる状況を受け、市は鳥獣被害対策実施隊を対象とした「危険鳥獣の緊急銃猟実施に係る説明会」を4月28日に開き、万が一の際にとるべき対応を確認した。
 市内では今年3月から4月にかけて、例年にない約20件の目撃情報が寄せられている。特に人里近くの農地や通学路付近でクマが見つかるケースもあり、緊急かつ危険な場合に市町村長の判断で猟銃による捕獲が可能となる緊急銃猟を要する事態に備える必要性が高まっている。
 説明会は分隊長ら11人が出席し、市の担当者から緊急銃猟の制度概要や実施時の体制、マニュアル、関係法令との整理などの説明を受けた。
 橋本裕史農政課長は「皆さんの高度な技術と経験は、現在の本市にとって欠かすことのできない『守りの要』であり、地域の安全のため協力をお願いしたい」とあいさつした。
 市内の鳥獣被害対策実施隊員は81人いる。
 緊急銃猟はクマが住宅地などに出没し、人身被害の発生や、そのリスクが高まった際に設置する対策本部が、銃猟で人の生命身体に危害が及ぶおそれがないと判断した場合に実施する。
 長沼・岩瀬両分隊にはクマを銃で打った経験を持つ隊員が多いことを踏まえ、長沼・岩瀬地区で緊急銃猟を行う場合は両分隊の隊員各3人、計6人に出動を要請する。
 同地区以外で緊急銃猟を行う場合は、長沼・岩瀬両分隊の6人と、クマが出没した分隊の2~3人に出動を求めて対応にあたる。
 現状のような目撃事例においては、現地確認やパトロール巡回、防災行政無線や市公式LINEでの注意喚起を中心とする対応となる。
 繰り返しの出没があれば必要に応じてワナの設置や、花火などを使った追い払いを行う。