
郵便局員に段ボールを託す児童たち
須賀川市のふるさと納税返礼品で稲田学園の6年生がPRを担ったドライトマトとフードプロセッサーは最後の発送作業を完了した。昨年10月から12月の3カ月間で合計8件41万2000円の寄付申し込みがあり、子どもたちの創意工夫は市の事業に大きく貢献した。
児童たちは昨年度に行政の仕組みなどを学び、より住みやすい須賀川にしていく財源を確保するためのアイデアとしてふるさと納税の返礼品の案を考え、議場見学に合わせて市に伝えた。
市は子どもたちの前向きな考えに触発され、「小学生考案!ふるさと魅力アップ返礼品の授業」を企画、6月から7月にかけて全5回の授業を実施し、ふるさと納税の制度や他自治体の事例などを教えた。
その中で返礼品のPR方法を児童に考えてもらい、実際に挑戦する取り組みを行った。
ドライトマトは原料となるトマトを児童らが育て、地元企業のJ―RAP(ジェイラップ)が加工した。
もともと6年生たちが使い終わるランドセルをアフガニスタンに贈る取り組みを令和3年度から続けており、その送料を確保するため毎年ドライトマトを作り、販売してきた経緯がある。
このドライトマトの新たな活用として、初めてふるさと納税の返礼品にラインナップした。
フードプロセッサーは山本電気が製造する人気商品で、同社が快く協力を引き受けたことがあり、PR対象の返礼品に選んだ。
児童らはふるさと納税のポータルサイトに載せる文章や写真を自分たちで作成・撮影し、特典としてオリジナルのレシピ集を付けた。また送付用の段ボールに手書きのイラストを入れて華やかに装飾するなど、受け取った人にどうしたら喜んでもらえるかを一所懸命に考え、実践した。
2つの返礼品は各ポータルサイトで注目され、それぞれ4件の寄付が申し込まれた。
寄付者からは「小学生でもそのような活躍ができるなんて、稲田学園すごいです!感動しました」などのコメントも寄せられた。
返礼品の最終発送は今月13日に行われ、児童たちは丁寧に箱詰めした段ボールを郵便局員に手渡し、全員で手を振って集荷の車を見送っていた。











