円谷英二監督主役の朝ドラ誘致 地域活性化事業の要に 商工会議所議員交流懇談会


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    円谷監督主役の朝ドラ誘致を目指す講演

 須賀川商工会議所は本市出身で「特撮の神様」と称される円谷英二監督を主役にしたNHK連続ドラマ小説(朝ドラ)誘致活動を、新年度から地域活性化事業の要としてスタートする。2日にホテル虎屋で会員35人が出席して開かれた議員交流懇談会で、監督研究の第一人者で関連書籍を発行する鈴木和幸副会頭が「世界が認めた円谷英二と朝ドラの主人公へ~VES殿堂入りを機に『須賀川』全国ブランド化戦略」をテーマに記念講演し、誘致への機運を高めた。
 総務運営委員長でもある鈴木副会頭は「須賀川商工会議所は円谷監督を朝ドラの主人公にするため、誘致活動を来年度からスタートする。落ち込みがちな須賀川に明るい話題を提供したい。ご理解とご協力をお願いしたい」と呼びかけた。
 幼少期に飛行機に夢中になった円谷監督は、15歳で上京後に発明家、撮影技師として活躍し、米国映画「キングコング」に魅了されて現代まで脈々と受け継がれる特殊撮影の礎を築いた。初代「ゴジラ」「ウルトラQ」や「ウルトラマン」シリーズなどの作品群は今も世界中で人気を呼んでいる。昨年には日本人として初めて米国VES殿堂入りを果たした。
 鈴木副会頭は「(円谷監督の人生には)困難を乗り越える人間ドラマや、『エール』のように内助の功で支え続けたマサノ夫人をはじめ、戦中戦後の日本映画界・特撮作品を代表する多くの人物との交流もあった。当時の歴史を再検証する意味でも円谷監督を朝ドラで取り上げる意義はある」と力を込めた。
 県内では福島商工会議所青年部が発端となって、作曲家古関裕而氏の朝ドラ誘致に取り組み、令和2年度上半期の「エール」放送を成功させた先行事例がある。
 作曲家とその妻の生涯をフィクションとして描いた同作には、須賀川出身の俳優・相樂孝仁さんや歌手の梁取里さんも福島ことば指導や歌唱指導などで携わった。
 特撮作品は今もウルトラマンや仮面ライダー、戦隊ヒーローなど様々な形で世界中で作り続けられ、円谷監督作品は海外でも定期的に上映・放送されているなど、根強いファンが全世界におり、朝ドラが実現すれば市のにぎわい創出など大きな効果が期待できる。

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