須賀川市の9月議会最終日、議員定数を3削減して21とする議員発議の条例改正案が審議され、賛成16人、反対7人で可決された。平成26年12月議会以来12年ぶりの改正であり、来年夏に予定される改選で施行される。
改正案は小野裕史議員が16日に提出、賛同者に「議会調査特別委員会」の委員長の五十嵐伸議員(志政会)、副委員長の深谷政憲議員(須賀川未来会議)、無会派で同委員会には入っていない大内康司議員が名を連ねた。
小野議員は提出理由で「特別委員会で意見の一本化はできなかったが、議論として終わらせず、形にすることが責務である。定数に正解はないと考えているが、議会として答えを出す必要がある」として、人口減少や市民の声などを総合的に判断し提案したと述べた。
質疑では横田洋子議員、堂脇明奈議員、石堂正章議員、鈴木正勝議員が「委員会の軽視ではないか」「削減によるデメリットをどのように捉えるか」などを質した。小野議員は「委員会の方向性として削減と決めた後も、現状維持を譲れない意見が継続され、議論は平行線で、委員会としての結論は出ないと判断した」「今後の委員会で議論する議会改革により、議員の資質向上を図り、デメリットをカバーしていく」などと応えた。
討論では賛成討論に深谷政憲議員、関根篤志議員、深谷勝仁議員が立ち、人口減少、市民の声、全国・県内自治体との比較などから定数を削減し、覚悟を持って議会が変わった姿を示すべきだと述べた。
反対討論は横田議員、堂脇議員、鈴木正勝議員が立ち、市政のチェック機能の低下、まずは議会改革で市民の不信感を払拭すべきなどの意見を出した。
採決での投票内訳は志政会(五十嵐伸議員、大柿貞夫議員、小野裕史議員、熊谷勝幸議員、古川達也議員、関根篤志議員、松川勇治議員、深谷勝仁議員)、須賀川未来会議(深谷政憲議員、溝井光夫議員、大河内和彦議員)、政悠会(本田勝善議員、浜尾一美議員、斉藤秀幸議員)、無会派(大内康司議員、安藤正博議員)が賛成した。反対は新政会(市村喜雄議員、鈴木正勝議員、石堂正章議員、鈴木洋二議員、柏村修吾議員)、日本共産党須賀川市議団(横田洋子議員、堂脇明奈議員)だった。
定数に係る議論は、会派代表者会議協議会での問題提起から、議会代表者等合同会議を設置し、昨年11月から今年2月まで全4回の会議を開いた。県内13市や全国都市との比較、データをもとにした協議を経て、「議員定数の検討」と「議会改革」を調査する議会調査特別委員会を設置した。
委員会は会派を代表する9人で構成し、4月から8月まで全5回、会派での意見を踏まえた議論を展開した。最終的に議論は平行線となり、3減が4人(志政会、須賀川未来会議)、現状維持が3人(新政会、日本共産党市議団)、2人減が1人(政悠会)の状況を結論として報告していた。
市の議員定数は平成17年の市町村合併時に在任特例により48でスタートし、同年12月議会の条例改正により19年4月から28となった。21年に議員定数等調査特別委員会を設置した際は新市建設計画の推移を見極める責任、議会改革を推進すること等を考慮して現状維持としたが、26年12月議会では同計画が進行したこと、社会経済情勢や近隣自治体の現状、全国の同規模の地方議会における定数の現状を踏まえ、4削減の24とする案が可決され、翌年9月から現状を維持してきた。











