岩瀬地区小学校教育研究会社会部会の研究会は21日、須賀川三小で開かれ、円谷英二監督の伝記作家として知られる鈴木和幸セルクル社長が「円谷監督の功績と人柄」をテーマに講話した。
郷土の偉人の円谷監督を詳しく知ることで、岩瀬地区地域教材の充実を図る。教職員約20人が出席し、社会科部長の阿部浩幸西袋一小校長が「郷土の先人にプライドを持つことは社会科教育の大事な柱。講話を明日からの地域学習に生かし、子どもたちの地域に対する当事者意識とシビックプライドを育てる財産にしてもらいたい」とあいさつした。
鈴木社長は自身が特撮に魅了された4歳の頃のエピソードや伝記を書くに至った経緯などを紹介した後、円谷監督の生涯を時代背景の解説とともに語った。
親の反対を押し切って飛行機学校に入学したが卒業前に学校そのものが活動を停止してしまったことや一旦は実家に戻ったものの家出同然に映画界に飛び込んだこと、監督デビュー作では評価が得られなかったことなど、監督の失敗や挫折についても紹介した。
円谷監督はそうした中でも海外への対抗心や新しいものを追求する姿勢を持ち続け、ゴジラやウルトラマンなどで成功をつかみ、日本映画界の技術発展にも大きく貢献した。
鈴木社長は、円谷監督がいつも故郷の須賀川を気にかけ、交流を続けたことや「兄」として励まし続けた叔父の一郎をはじめとするキーパーソンとの関わりも解説した。また「監督を理解するには、まず作品を見るのが大事」だとして「狂った一頁」「地球防衛軍」などの作品を挙げた。
また「特撮だけでなく、円谷監督自身についても多くの人に知ってほしい」との思いを伝え、出席者の関心を集めた。











