沖縄定期路線再開に向け うつくしま・ちゅらしま交流福島空港利用促進連絡会の総会


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    さらなる交流促進に協力を呼びかける菊地会長

 うつくしま・ちゅらしま交流・福島空港利用促進連絡会の総会は28日、福島空港ビルで開かれ、両県の持つ「宝」や新しいテーマで交流を加速し、沖縄定期路線再開に向け活動していくことを確認した。
 同会はうつくしま・ちゅらしま交流宣言に基づく両県の交流を促すため平成30年に設置した。県内での総会は初めて。
 須賀川市や須賀川商工会議所、鏡石町、玉川村など地元自治体や関係団体、新たに加入する大東商工会、円谷プロダクション、沖縄県側からは宮古島市、北谷町、久米島町の自治体や観光関係者、県代表者など約20人が出席した。
 会長の菊地大介商工会議所会頭は連絡会の設立経緯など振り返り、「コロナ禍で落ち込んだ福島空港利用者も8割程度まで回復している。前日の親睦会で地元の米が沖縄の皆さんに好評だったが、身近にある普通に潜む『宝』に気付かされた。そうした両県の『宝』に追求した交流を図り、福島―沖縄間の定期路線再開を目指したい」とあいさつした。
 副会長である沖縄観光コンベンションビューローの下地芳郎会長も「福島県は円谷英二監督を生んだウルトラマンの地でもあり、沖縄は第1期ウルトラシリーズを企画した金城哲夫さんや、第2期シリーズの基礎を築いた上原正三さんの出身地。そうしたものを含め、種となる新しいテーマを掘り起こし、交流を活性化させていきたい」と述べた。
 議事は福島空港の利用状況の報告や、両県の交流活動状況を確認し、今後の活動方針等の意見を交わした。