勢至堂で積雪深31㌢ 須賀川・岩瀬地域も本格的降雪 スリップ事故に注意を


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    転ばないよう慎重な足取りで登校する児童たち

 本州南岸を進む低気圧により須賀川岩瀬地方も5日午後から6日午前にかけて本格的な雪が降った。須賀川土木事務所によると6日午前7時半現在、勢至堂で降雪量21㌢、積雪深は31㌢となった。市内では児童らが傘をさしながら転ばないように慎重な足取りで登校する姿もみられた。
 雪は5日の昼頃から降り始め、夕方以降は本降りとなって交通にも影響を与えた。
 福島空港発着便は5日に1便、6日に3便が欠航した。
 列車は東北本線が金谷川―松川駅間の倒竹で運転見合わせや遅延が続き、通勤通学に影響が出た。また水郡線も倒竹により遅れが出た。
 スリップ事故は須賀川署によると5日午後0時から6日午前8時まで、管内で11件発生した。
 特に夕方以降に多発し、人身事故2件、物損事故9件となった。
 事故種別にみると追突事故と単独事故がそれぞれ4件あり、交差点等で止まりきれずに前の車に追突してしまったり、カーブで曲がりきれずにガードレールにぶつかる事例もみられた。
 雪は止んだが溶け残りもあり、特に夜間から朝方にかけては凍結も注意が求められる。
 大和田史佳交通課長は事故防止の3つのポイントとして「まず普段以上に時間に余裕を持った行動をして、急がなければいけない状況を避ける」「十分に減速をする」「いつも以上に車間距離を取る」を挙げ、安全運転に協力を呼びかける。