新規に「カフェ文庫」など 須賀川市市図書館協議会 新年度事業方針を協議


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    積極的な意見を呼びかける橋本市長

 須賀川市図書館協議会は9日、tetteで開かれ、地域で活動する各種団体等との連携強化など、新年度事業方針などを協議した。
 委員9人が出席し、橋本克也市長があいさつで協力を呼びかけた。
 図書館は市民の知的要求に応える地域の情報拠点としての役割、市民の読書活動への関心と理解を深める施策が求められており、今度は貸出数が前年度と比較して横ばいであるものの、利用者数は増加傾向にある。
 新年度も「市読書活動推進計画」に基づき「地域で活動する各種団体等との連携強化」「各種事業や電子書籍等を通した図書館利用者拡大」「地域の情報拠点としての取り組み」を重点に各種事業を進める。
 新年度の主な事業として中央図書館(tette)は、「クイズラリー」を7、8の両月、「大人のための朗読会」を年2回行う。また読書推進のリーダーとなる児童を養成する「こども司書講座」は7月、子どものぬいぐるみを図書館で「お泊り」させる「ぬいぐるみお泊まり会」は9月、親子で絵本を作る「手作り絵本教室」は12月に実施する。
 新規事業はウルトラFMで図書館職員が朗読した昔話や文学作品を放送する「朗読の部屋」を通年で行う。市内で協力するカフェに蔵書を配本する「カフェ文庫」は通年、図書館所蔵の映像資料を上映し、会話しながら楽しんでもらう映画会「ライブラリーシアター」は年2回、絵本の世界をモチーフにお菓子作りに挑戦する親子講座「絵本のお菓子を作ってみよう」は開催時期未定。
 長沼図書館の新規事業の「あっという間に読書感想文が書ける質問講座」は7月6日、小学1年から3年生を対象に、子どもたちの素直な思いを引き出し、整理するコツを教える。
 そのほかこども読書週間に合わせた「図書館こどもまつり」(4月27日~5月31日)、各季節のおはなし会など。
 岩瀬図書館は本や絵本のお楽しみ袋や、手作りの仕掛け本作り講座など予定している。
 協議会ではそのほか、グループトークを開き、「児童・生徒に本の楽しさを知ってもらうための図書館と学校図書館の連携」をテーマに意見を交わした。