須賀川市の橋本克也市長は14日、市役所大会議室で記者会見し、19日に開会する3月議会に提出する単行22件、予算17件、報告5件の計44件を説明した。令和6年度一般会計当初予算は337億2000万円で、今年度当初予算と比べて2億8000万円、0・8%減となる。
予算編成は第9次総合計画に掲げる将来都市像の実現に向けた取り組みの推進、デジタル田園都市構想総合戦略や過疎地域持続的発展計画に沿った地域づくりを進めていくための編成とした。
一般財源総額は今年度を上回る水準が確保されたが、市は財政調整基金残金の減少など、引き続き厳しい状況にある。
そのため持続可能な財政運営を目指し、選択と集中により重要な政策に限りある財政資源を投じ、市民サービス向上を図りながら経営経費の徹底したコスト縮減による歳出規模のスリム化に努める。
主な事業のうち新規事業の「空想プロジェクト」は、すかがわ空想フェスティバル開催に要する経費として1672万円を計上した。今年度に円谷プロと締結したまちづくり提携協定に基づくもので、内容等は現在検討を進めている。
そのほか、詳細は14日付け紙面に掲載している。