現メンバー最後の大舞台 須賀川アカデミックマーチングバンド サンクスコンサートにOB・OGも


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    現メンバーでの最後の舞台に全力を尽くす団員たち
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    コロナ禍で果たせなかった演奏・演技を披露するOB・OG

 須賀川アカデミックマーチングバンドのサンクスコンサートは25日、円谷幸吉メモリアルアリーナで開かれ、6年生を中心とした現メンバー32人が最後の大舞台を華々しく飾り、地域移行後1年目の集大成と感謝を伝えた。また2年前にコロナ禍でサンクスコンサートができなかったOB・OGらの演奏・演技も披露し、後輩たちと会場を盛り上げた。
 須賀川一小特設部時代から毎年続けている企画で、多くの保護者やOB・OG、地域住民らが駆けつけた。
 有我靖子代表は1年間の活動を振り返り、「子どもたちのためマーチングを継続したいと始めた。大変なこともあったが多くの皆さんのご理解とご支援に恵まれ今日を迎えることができた。あきらめず続けられて良かった。子どもたちが将来、活動を思い出し、懐かしく温かい気持ちになってくれたらうれしい」とあいさつした。
 演奏・演技は第1部でビートルズの曲を盛り込んだ大会曲と、伝統のドレミの魔法、ウルトラマン伝説を披露した。
 2部は須賀川一中の吹奏楽部が演奏したほか、中学1・2年生のOB・OGを中心に学園天国のパフォーマンスを披露し、コロナ禍で行えなかったサンクスコンサートの分まで思いを届けた。
 3部は6年生が選んだ「ありがとう」などの曲と、再び大会曲を演じた。
 鈴木あやの部長(須一小6年)は「今年は地域の行事などにも出演し、責任感や協力の大切さも学ぶことができました。この活動が須賀川の伝統の一つになればうれしいです。多くの人に支えていただき、ありがとうございました。この思い出を忘れず、これからも歩み続けていきたいです」と述べた。
 子どもたちの精いっぱいの発表に来場者たちは胸を打たれ、温かい拍手で活躍をたたえていた。
 なお新年度からの再スタートに向け3月3日午後1時半から、tetteたいまつホールで体験会を開く。自由に参加できるため、多くの来場を呼びかけている。