予防消防を市内一円に啓発 須賀川市消防団火災予防運動パレード


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    市内に火災予防を広報する消防車両

 須賀川市消防団の春季全国火災予防運動パレード出発式は25日、小雨の降る中、団員ら約60人が出動して市役所光の広場で行われた。3月1日から始まる火災予防運動に合わせて、全13分団が市内一円に予防消防などを呼びかけていく。
 同予防運動は7日まで、野火・林野火災などが発生しやすい時期に合わせて、火災予防を全国的に呼びかける活動で、市消防団は毎年運動に合わせて管轄エリアの広報活動に力を入れている。
 出発式で橋本克也市長は毎年の春季火災予防運動への協力に対して感謝を伝え「これからも火災ゼロにつながる活動への協力をお願いします」とあいさつした。
 善方明夫団長は雨の中での出動をねぎらい、「火災予防は日頃から消防団が呼びかけている活動の最たるものです。団員各位のご協力をよろしくお願いします」と述べた。
 団員たちは出発式終了後、各団車両に分乗し、赤色灯を回転させながら各分団担当エリアに分かれて火災予防や寝たばこ防止、住宅用火災警報器設置促進などを呼びかけた。
 市役所には多数の消防車両をひと目見ようと親子連れも数組駆けつけ、出発する団員と車両に手を振って激励していた。
 市消防団が日常的に掲げる「予防消防」は、すべての場所で火災や事故につながる可能性を見つけだし未然に防ぐことで、安全・安心なまちづくりを目指す取り組み。
 これまでも一朝有事に備えた訓練とともに、季節ごとの火災予防運動に合わせて、須賀川地方広域消防組合や行政と連動して住宅用火災警報器設置促進などを呼びかけている。
 また同日は小型動力ポンプ積載車両貸与式が行われ、団初となるワンボックス型積載車を第8分団日照田班と第9分団狸森班、小型動力ポンプが同狸森班と雨田班に橋本市長と善方団長から交付した。

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