特撮をテーマに卒論 東京学芸大4年の加藤さん


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    特撮をテーマに卒論をまとめた加藤さん

 東京学芸大4年の加藤結人さん(岐阜県出身)はこのほど、卒業論文テーマに須賀川市の特撮アーカイブセンターと特撮文化を取り上げ、「日本特撮の資料保存に関する意義と課題」にまとめた。
 加藤さんは幼少期から特撮作品が大好きで、小学生の頃に観覧した企画展「特撮博物館」が原体験となり、博物学を学ぶ中で特撮アーカイブセンターを卒論テーマに選んだ。
 特撮文化拠点都市として様々な文化・資料保全に取り組む須賀川市に約2週間滞在し、アーカイブセンター学芸員らへのヒアリングやフィールドワーク、特撮塾の見学などを通して全7章の卒論が完成した。
 アーカイブセンターも施設初の博物館実習生受け入れなどで協力した。
 加藤さんは現地調査と考察に基づき、特撮資料を保存することに「新たな創作の礎になる」「美術的価値がある」など5つの意義をまとめ、今後「収集方針・処分基準が曖昧であること」「持続可能な特撮資料の収集・保存に向けて市民の理解を得続けること」「特撮資料研究の不足」を課題として挙げている。
 卒論を振り返った加藤さんは「約2週間の滞在でしたが、穏やかな自然の景観と特撮キャラクターに囲まれる毎日が幸せでした」と振り返っている。