能登半島での支援活動報告 公立岩瀬病院のDMAT・JMAT


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    七尾市での医療活動を報告する今泉科長

 公立岩瀬病院の院内発表会兼DMAT・JMAT活動報告会は28日、同院外来棟に関係者ら約110人が出席して開かれた。
 能登半島地震被災地支援のため、公的医療機関・災害拠点病院指定を受けている同院は支援要請を受けて、1月1日から10日までDMAT(災害派遣医療)チーム、同18日から22日までJMAT(日本医師会災害医療)チームを4人ずつ派遣した。
 現地の薬剤不足や医師・看護師不足など深刻な医療現状をサポートするため、医師や看護師らが現地医療機関などで活動した。
 DMAT活動は橋本慶太整形外科部長、JMAT活動は今泉博道消化器内科科長が現地で撮影した写真データなどで、七尾市での医療活動や診療環境、患者対応などを細かに紹介した。
 DMAT・JMAT活動報告は、13年前の東日本大震災の状況を思い出させ、参加者たちは万が一の災害発生と医療提供について心構えを再度新たにしていた。
 また院内発表会は看護学や訪問リハビリ、二次健診など10人がそれぞれの医療テーマについて取り組みを報告した。