映像広報や街頭PRなど展開 7日まで春季全国火災予防運動


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    消防署の壁面に映し出される啓発動画

 春季全国火災予防運動は1日から7日まで1週間、統一標語「火を消して不安を消してつなぐ未来」のもと、関係機関が広報活動など実施して火災予防思想の普及と啓発を目指す。各消防署は映像広報(プロジェクションマッピング)や街頭PRなどを展開する。
 このうち須賀川署の映像広報は1日から7日までの午後6時から1時間程度、国道4号側の消防署壁面に住宅用火災警報器(住警器)設置促進など啓発動画を上映している。
 また期間中、ヨークベニマルの須賀川西店・南店・森宿店でレシートに火災予防広報文を印字する。
 鏡石分署は7日まで毎日午後6時55分から、町防災行政無線で鏡石中の生徒が録音した啓発メッセージを放送し、野焼きなどの注意点を伝える。
 また3日午前10時半から、イオンスーパーセンター鏡石店で街頭PR活動を展開する。
 湯本分遣所が2日、グランディ羽鳥湖スキーリゾートで消防士が防火衣で滑走しながらPRする。
 これからの季節は枯れ草火災が多くなる。屋外での焼却行為は法律で原則禁止されており、害虫駆除の野焼きは自治体の担当課に相談し、消防署に届け出をする必要がある。
 管内では昨年58件の火災が発生したが、このうちたき火や枯れ草焼却による出火が23件で、ほとんどが3月から4月にかけて発生した。
 たき火等が火災になる主な原因は、消火の準備が不十分、風が強い時に焼却した、少人数で複数の場所を行った、消火が不十分なまま立ち去ったなど。そのため十分な注意を呼びかけている。

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