須賀川特撮塾2期生の映像上映「エスターガ 愛と命と怪獣と」 田口塾長らのトークショーも


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    今年度の活動を振り返る2期生たち
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    塾生制作のミニチュアなどを展示

 須賀川特撮アーカイブセンターのすかがわ特撮塾2期生の閉講式と制作映像上映会は17日、市内外の特撮ファンら約100人が来場してtetteで開かれ、オリジナル映画「エスターガ 愛と命と怪獣と」を観賞した。
 特撮塾は市内在住・在学の中高生の根本悠貴さん、佐藤帆奈美さん、本田雄惺さん、佐久間一颯さん、渡辺結愛さん、佐藤世成さん、小林海斗さん、御代田優花さんの8人が参加し、現代特撮の第一線で活躍する田口清隆塾長・監督、映像クリエーターの島崎淳さんらを講師に迎え、昨年6月から全8回講座で絵コンテ作成や映像撮影など本格的な特撮技術を学んだ。
 17日は午前中に閉講式を行い、塾生一人ひとりが1年の活動を振り返り思い出や感想を発表し、橋本克也市長らが映像作品とメイキング映像を観賞し絶賛した。
 午後はオリジナル映画とメイキング映像の特別上映会と田口塾長、特別講師、安藤基寛副市長らのトークショーを企画した。
 上映会に先立ち1期生オリジナル怪獣の「ヨロイガー」と2期生制作「エスターガ」が舞台上にそろい踏みし、塾生の前で熱い抱擁で互いの健闘をたたえ合った。
 来場した子どもたちからは肌感や背びれまでディテールにこだわったエスターガに「すっごいね」「でっかくてかっこいいね」などの感想が聞かれた。
 オリジナル映像は前作、「ヨロイガー」の出現で破壊された市庁舎を再建した須賀川が舞台。そこに新たな怪獣「エスターガ」が出現し、誕生したばかりの我が子を追って岩瀬方面に市内を破壊しながら進攻して塾生扮する中学生と遭遇するといったストーリー。
 メイキング映像では塾生一人ひとりが様々な場面で感想をはさみ、撮影秘話や苦労話などで振り返った。
 トークイベントでは特撮文化拠点都市・須賀川としての今後の見通しや新年度以降の特撮塾の取り組みなどの展望を話した。
 特撮塾は須賀川出身で特撮の神様と呼ばれる故円谷英二監督の魂と技術を継承するため、今後10年間を見通して特撮に興味を持ち、映像作品に意欲を持つ人材を育成する取り組み。