さらなる伸展へ決意誓い合う 須賀川市制施行70周年記念式典


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    70年の思いを抱きながら市歌を斉唱する出席者たち
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    表彰を受ける功労者たち

 須賀川市制施行70周年記念式典は28日、市文化センターで行われ、「市民自治の精神」と「ふるさと須賀川への思い」が敷き詰められたこれまでの道のりを振り返り、将来都市像「共につくる 住み続けたいまち すかがわ」の実現に向け新たな決意を誓い合った。
 関係者や来賓など約470人が出席した。
 国歌・市歌斉唱に続き、橋本克也市長は昭和の合併からの主な出来事や平成の大合併、東日本大震災と復旧・復興の歩みなど振り返り「この10年間は震災からの復旧・復興に加え、令和元年東日本台風や県沖地震、新型コロナなど、70年の歴史の中でも多くの困難に立ち向かった時期だった。震災などで培われた市民力や地域力をはじめ、多くの支援、協力に支えられながら多くの困難を乗り越えてきた。現在、SDGsや公民連携、防災・減災対策など各種施策に全力で取り組んでおり、今後も市政進展のためご支援、ご協力をお願いしたい。我々は先人の経験に学び、伝統を尊重し、悔いのないように生きること、我々の現在が未来への礎となり、さらに継承発展を未来につなげていくことが使命であり、役割である。先人たちの『自治の精神』を誇りとし、子どもたちが将来にわたり住み続けたい魅力あるまちづくりを目指し、市民協働の取り組みを基本にこれからも歩みを進めていきたい」と式辞を述べた。
 また大寺正晃市議会議長が「過去から未来へ、世代ごとにバトンをつなぎ、熱い思いを受け継ぎながら市民の幸せ実現へ進めていくことが我々の責務であり、命題である。本日を契機に市議会もさらに邁進していきたい」とあいさつした。
 来賓の内堀雅雄知事(代読)、西山尚利県議会議長(同)、県市長会長の立谷秀清相馬市長らが祝辞を述べ、記念すべき節目を祝福した。
 橋本市長がこれまで市の伸展に貢献した個人55人・22団体の計77人を表彰し、感謝を伝えた。
 アトラクションのうち記念映像「須賀川市70年のあゆみ」は、これまでの歴史的な場面を写真で振り返り、さらに様々な年齢・性別の市民10人が須賀川の好きなところや自慢できることを発表する10分間の映像で、出席者たちも心打たれた様子で観賞していた。
 また特撮監督の尾上克郎監督と橋本市長が「特撮」を文化として継承・発信する市への期待などについて対談した。