中村龍吉さん(須三中出身) 5月に競輪デビュー 成田選手と練習に励む


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    5月のデビュー戦に挑む中村さん

 須賀川三中出身の中村龍吉さん(23)は5月24日から26日に北海道函館競輪場で行われるルーキーシリーズ函館ナイター(FⅡ)でプロの競輪選手としてデビューする。現在は師と仰ぐ同郷の成田和也選手(45)とトレーニングを重ねており、「3年以内にS級入りしてGⅠでも活躍し、須賀川出身のアスリートの一人として須賀川の名を全国に広めたいです」と意気込む。
 中村さんは学法石川高時代から自転車競技で全国を舞台に活躍し、中央大時代も全日本大学対抗選手権男子30㌔マディソン優勝や国体少年男子個人ロード・レース準優勝など数々の成績を残した。
 昨年5月から競輪選手養成所に入所し、短距離専門の選手やラグビー、アメフト出身者など様々な経歴や強みを持つ同世代のライバルと切磋琢磨した。
 「選手として自転車を長く続けていくため、競輪選手の道を選びました」と決意を振り返る。「高校では長距離、大学では中距離をメインに戦ってきましたが、競輪は2分たらずでレースが終わる短距離。一瞬のミスが大きく影響し、中長距離とは心理戦も異なるので、養成所は勝ち負けよりも、まずは競輪での戦い方、自分の強みを生かした走りの確立を目指しました」。
 そうして中長距離経験者の強みである体力を活かし、先行で最初から最後まで走り切るスタイルが「自分らしさ」として見えてきた。
 今年3月に養成所を卒業、再び地元須賀川に戻ってからは成田選手とともに泉崎の国際サイクルスタジアムや郡山市内のロードなどで走り、さらに必要な筋肉を鍛えるウエイトトレーニングなど、プロとしてレースに向けた調整を進めている。
 成田選手には養成所に進むと決めてから弟子入りをお願いした。「成田選手は大学の先輩でもあり、あの年齢でS級の第一線で戦い続けるあこがれの選手です。先行でしっかりと仕事をする走りは目標であり、いつかレース場で競いたいです」と尊敬の眼差しを向ける。現在使用している真っ白な自転車は成田選手から譲り受けたとも。
 5月のレースは養成所の同期たちを相手に2カ月間の成長を確かめる。「そして7月の一般レースでしっかりとした成績を残したいです」と闘志を燃やす。
 休日にはバイクのツーリングやカフェ巡りなどで息抜きする。「地元に戻ると『応援してるよ』と言ってくれる方もいて、本当にありがたいです。プロとしてのレースはプレッシャーが大きいですが、新しい気持ちで頑張ります」。
 また故郷で将来のアスリートを目指す後輩たちに「自分はやりたいことがあれば我慢せず何でも試して、そうして競輪選手になりました。ぜひ皆さんにも色々なことに挑戦してほしいです」とエールを送った。

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