4月13日から「すかがわの山紫水明」 諸橋近代美術館とのコラボも 須賀川市立博物館の春季テーマ展


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    テーマ展のポスター

 須賀川市立博物館の春季テーマ展「すかがわの山紫水明」は13日から5月19日まで、松尾敏男の牡丹画や須田珙中の風景画など、収蔵資料約20点を展示する。
 昨年の春季企画展「すかがわの花鳥風月」に続くテーマであり、「山紫水明=山は紫にかすみ、川は澄み切っていること、景色の美しいこと」をテーマに掲げる。須賀川ゆかりの作家などが市内の四季折々を描いた作品も展示する。
 このうち須田珙中の「旦雪」(1930年)は画業初期の作で、神炊館神社の元旦行事を描いた。静けさを感じさせる雪景色の中に、動的な人々の姿を遠く映し出す。
 そのほか市内一里塚を描いたとされる吉井忠の「晩秋の一里壇付近」(1943年)、松尾敏男が牡丹園で描いた「春陽」(1991年)なども並ぶ。
 会期中の催しとして、すかがわ歴史散策「二階堂家ゆかりの城跡めぐり~東部とその周辺を歩く」は27日午前9時から、木舟城(狸森)、大寺城(玉川村)など市東部とその周辺の地域に残る城跡を学芸員が解説する。参加費は300円(保険料・資料代など)。10日から先着30人の申し込みを受け付ける。
 諸橋近代美術館との連携事業「モロビのオンライン鑑賞教室」は5月11日午前10時から、同美術館のダリのコレクションなどモニター越しに見るほか、美術作品の鑑賞方法、楽しみ方などを解説し、テーマ展のより深い理解にヒントを得る。
 学芸員が展示資料を解説するギャラリートークは19日午後2時からと5月4日午前11時から開く。
 開館時間は午前9時から午後5時まで。
 5月4日のみどりの日と、5月18日の国際博物館の日は入場無料。
 問い合わせは同館(℡ 0248-75-3239 )まで。い