須賀川市選管の臨時会は3日に市役所で開かれ、任期満了に伴う市長選の日程を7月14日告示、同21日投開票と決めた。
4期16年にわたり市政をけん引してきた橋本克也市長が今年1月に今期限りで退く意思を正式表明し、7万2000市民の新たなかじ取り役が誰になるのかに注目が集まっている。
これまでのところ市長選出馬を掲げ、昨年夏の市議選立候補を回避した安藤聡元副議長(53)=桜岡=が唯一立候補の意思を示し準備を着々と進めているが、正式な出馬表明までは至っていない。3日までの取材に対し、来月中旬には正式表明するとの情報もある。
また水野透県議(56)=朝日田=から明確な意思表示はなく、阿武隈時報社の取材に対しても「深慮遠謀しています」(2日現在)と答えているものの、市長選を意識したパンフレットを作成するなどし、6月県議会閉会後に鞍替え表明するのではとの情報がある。
女性候補擁立に向けた水面下のウワサがあり、関係者は立候補表明まで秒読み段階だと言う。市長選が17年ぶりの実戦となるのは間違いなく、三つ巴の激しい戦いとなる可能性も秘めている。
なお一部市民から後継者最有力とされている安藤基寛副市長は阿武隈時報社の取材に対して「1月に返答したように、市長選に立候補する考えは全くありません」と出馬を否定した。