年度内に合葬墓と樹木葬施設整備 約5000体分を埋葬 区画墓所は5月から募集


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    合葬墓等の予定地

 須賀川市は市営墓地について年度内に合葬墓と樹木葬施設を市内稲地内の墓地公園内南西部の緑地に整備し、令和7年度中の供用開始を目指す。合葬墓は約2000体分、樹木葬はシンボルツリー付近に約3000体埋葬できるようにする考えで、時代とともに変わる市民ニーズに応える。
 市営墓地は昨年度まで4335区画の使用を許可している。
 昨年度は募集76区画に対し、倍以上である186件の申請があり抽選で75区画を許可した。
 少子化や核家族化の進行に伴い市民の墓地に対する考えやニーズが変化し、「後に残る家族に多くの負担をかけたくない」といった声が高まり、殺到する市営墓地の利用希望に対し、供給が追いつかない現状にある。
 それらを踏まえ、合葬墓等を整備する計画の変更に踏み切った。
 合葬墓に埋葬する約2000体分は地下合同埋蔵室に収める。樹木葬の約3000体分はシンボルツリー周辺に埋める。
 利用資格は市内に住所や本籍を有すること、将来市内に居住を希望することなどとしているが、合葬墓等の整備と合わせ検討していく。
 使用料、管理料は合葬墓等の整備費、今後の墓地公園管理運営費を踏まえ、他市町村や民間墓所などの事例を参考にしながら区画墓所の料金見直しも含めて検討する。
 現在は実施設計を進めており、秋頃の着工を目指す。
 なお今年度の区画墓所は72区画の使用者を募集する。
 募集期間は5月14日から6月14日までで、応募多数の場合は抽選となる。
 広さは1区画4平方㍍で、除草や清掃等の維持管理は使用者が行う。
 使用料は永代使用で15万2000円。永代管理料は3万円。
 募集区域など詳細は後日市ホームページなどに掲載する。

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