準絶滅危惧種クロサンショウウオの卵のうを観察 湯本森・里研究所


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    クロサンショウウオの卵のうを観察する子どもたち

 天栄村の湯本森・里研究所のクロサンショウウオ観察会は8日、湯本地区の沼地で行われ、環境省と県から準絶滅危惧種に指定されるクロサンショウウオの卵のうなど貴重な自然の神秘を親子らが観察した。
 7人が参加し、県野生生物保護アドバイザーの岩崎雄輔理事が案内を務めた。
 サンショウウオのぬいぐるみを使って生態など説明した後で観察場所に移動した。
 沼には卵が入ったゼリー状の袋である卵のうが浮いており、網ですくってトレーに入れ、じっくりと観察した。
 子どもたちは興味津々の様子で手を伸ばし、感触など確かめていた。
 そのほかヤマアカガエルの卵と生体、ゲンゴロウの仲間などの昆虫も見つかり、解説を熱心に聴いていた。
 なおクロサンショウウオは以前から同観察場所に生息しているが、近年卵のうの数が減少傾向にあるという。星昇代表理事は「今後も注意深く見守っていきたい」としている。
 今後のイベントはゴールデンウイーク期間中に棚田の代かきと生き物探しを予定している。また少人数のプライベートガイドも随時対応する。
 問い合わせは星代表理事(℡070―5433―4074)まで。

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