5月19日まで春季テーマ展「山紫水明」 須田珙中らの約30点 須賀川市立博物館


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    作品をじっくりと鑑賞する来館者

 須賀川市立博物館の春季テーマ展「すかがわの山紫水明」は13日から5月19日まで開かれ、様々な作家が描いた牡丹画をはじめ、市内などの四季折々の景色を描いた作品約30点が並び、来館者の感性を呼び起こしている。
 昨年の春季企画展「すかがわの花鳥風月」に続き、「山紫水明=山は紫にかすみ、川は澄み切っていること、景色の美しいこと」をテーマに掲げた。
 須田珙中や松尾敏男、渡辺光徳、平澤敏雄など須賀川ゆかりの作家らが描いた力作が並ぶ。
 とりわけ牡丹画は写実的、立体的に描かれた実物と見紛うものから、日本画の文脈で美や生命力を抽出したもの、夢の中から抜き出した幻想的なものまで作家の個性がありありと反映された作品を多数展示し、観る人の足を止めている。
 会期中の催しとして、すかがわ歴史散策「二階堂家ゆかりの城跡めぐり~東部とその周辺を歩く」は27日午前9時から、木舟城(狸森)、大寺城(玉川村)など市東部とその周辺の地域に残る城跡を学芸員が解説する。参加費は300円(保険料・資料代など)。
 諸橋近代美術館との連携事業「モロビのオンライン鑑賞教室」は5月11日午前10時から、同美術館のダリのコレクションなどモニター越しに観るほか、美術作品の鑑賞方法、楽しみ方など解説し、テーマ展のより深い理解にヒントを得る。
 学芸員が展示資料を解説するギャラリートークは19日午後2時からと5月4日午前11時から実施する。
 開館時間は午前9時から午後5時まで。
 5月4日のみどりの日と、5月18日の国際博物館の日は入場無料。
 問い合わせは同館(℡ 0248-75-3239 )まで。

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