間違ってもご免なさい 豊心会のハプニングラーメン


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    ラーメン店で接客などする豊心会利用者たち

 須賀川市東作、特定非営利活動法人豊心会のハプニングラーメンは24日、六郎兵衛地内の天心須賀川店にオープンし、介護サービス利用者らが「いらっしゃいませ」と声を出し、注文など生き生きと接客した。
 認知症や障がいを持つ人がラーメン店の接客を担当することで、客も起きるかもしれない間違いを受け入れ、一緒に楽しむという寛容な地域共生社会を育むきっかけづくりとして行われた。
 同店の協力を得て定休日に開店し、杉崎吹樹店長ら2人が調理を担当した。
 今回は施設利用者17人、職員11人がオリジナルの赤いエプロンとTシシャツを着て臨み、受付から会計までの一連の作業をこなした。中には「昔取ったきねづか」でそろばんで計算し会計する場面もあった。
 メニューは支那そば、味噌野菜タンメン、冷やし汐ラーメンの3種類とキュウリの1本漬けを事前申込制で受け付け、74人の申し込みがあった。
 橋本好博副理事長は「昨年の開店から半年が過ぎました。皆さんと一緒におもてなし出来てうれしいです。共生社会の実現を推進し、生き生き過ごせたらと思います」とあいさつした。