岩瀬農業高・佐藤燃料・内池醸造の「焼肉のたれ」に辛口登場 保管で変色のリンゴ再利用


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    岩農産リンゴを使った焼肉のたれ

 岩瀬農業高食品科学科と佐藤燃料、内池醸造は連携して昨年から、同校規格外リンゴを原料にした「焼肉のたれ」を製造販売し好評を集めている。今年は購入者のリクエストに応えて新商品「辛口」を考案し同校で6日、関係者を迎えて発表会と収穫祭を開いた。
 同学科は課題研究の一環として、廃棄対象となる規格外品に付加価値を見出すプロジェクトを立ち上げ活動し、昨年度は保管過程で変色した冷凍リンゴの有効利用価値を模索していたところ、佐藤燃料、内池醸造両社の協力で焼肉のたれ商品化につなげ販売にこぎつけた。
 今年度は購入者の約17%から寄せられた「辛味とアクセントを強く」のリクエストに応えるため辛口を考案し、今後の物販活動促進とともに同校GGAP認証産品PRにもつなげていきたい考え。
 焼肉のたれ製造には規格外リンゴ96㌔を使い、辛口1021本、中辛973本を製造した。
 価格は1本460㌘500円で10日に福島空港、28日と11月14日は佐藤燃料牡丹園SS、来月11日に鏡石町健康福祉センターほがらかん、同校「秋の感謝祭」で販売する。
 発表会は志賀勲校長、佐藤燃料の原康弘郡山・福島支店執行役員支店長、内池醸造営業部第二課の菅野洋平さんらが同席し、同学科3年の厚美永愛さんと野崎瑠美さんらのプロジェクト内容を説明した。
 終了後は毎年、全校生徒が参加している「収穫祭(会食)」でも焼肉のたれが振る舞われ、辛口・中辛ともに大好評だった。