
施設等特定型で募集する市文化センター
須賀川市は新たな自主財源の確保に向け、ネーミングライツパートナーの募集を開始した。施設等特定型は円谷幸吉メモリアルアリーナや文化センター、さらにtette内の一部を対象としており、このほかの施設も提案募集型で申し込みを受け付ける。
市は災害など突発的な状況に対し柔軟に対応できる予算を確保するため、令和9年度までの集中改革プランに取り組んでいる。
施設の新たな愛称を企業が有料で決めるネーミングライツもこの一環であり、民間事業者と連携して公共施設等を有効活用することにより、持続可能な行政経営の推進を図り、市民サービスの向上や地域経済活性化につなげる。
企業側は施設利用者やイベント告知等で企業名など入れた愛称を多くの人にみてもらうことで、宣伝効果やイメージの向上などが期待される。
施設等特定型の料金は市が示す以上の金額を提示する必要がある。各施設の年額は円谷幸吉メモリアルアリーナが200万円、文化センターは100万円、tetteは中央図書館が80万円、たいまつホールが50万円、でんぜんホールが30万円を示した。
契約は原則5年以上とする。
募集を12月19日まで受け付け、1月中旬に庁内審査、下旬に優先交渉権者と協議、2月中旬までに契約締結と公表、年度内に看板施工など準備を整え、来年度から愛称の使用を開始する。
募集提案型は市が設置する体育・文化・社会教育施設や公園など、例外を除く全施設が対象となる。また市主催イベントも提案を受け付ける。料金は事業者が提案し、市が審査する。
愛称は市民に親しみやすく、適切な長さであること、企業名だけでなく工夫されていることなどを評価のポイントとし、妥当性を判断する。
なお看板の新設や変更、期間終了後の原状回復などは事業者が負担し、市作成のパンフレット等の印刷物の変更は市が担う。
問い合わせは市財政課(℡ 0248-88-9182 )まで。











