須賀川牡丹園を未来につなげる 初企画の「ペオラボ!」 高校生とガイドの会で自由に発想


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    自由に発想を出し合う参加者たち

 須賀川市と須賀川牡丹園保勝会のワークショップ「ペオラボ!(ピオニー・ユース・ラボ・スカガワ)」は25日、市役所大会議室で開かれ、県内の高校生約50人と須賀川ふるさとガイドの会約20人が、牡丹園を未来につなげるため、新名物の開発やイベント開催など自由にアイデアを出し合った。
 須賀川牡丹園が「人が魅せられ、楽しめ、集えるフィールド」にするため初めて企画した。今年4月から始まる福島デスティネーションキャンペーンを念頭に3月まで計3回のワークショップを開き、練り上げたアイデアをもとに4月から6月にかけてイベントを実施する予定である。
 初回は須賀川創英館高、須賀川桐陽高、郡山開成高、尚志高、日大東北高、郡山商業高の生徒らが参加した。
 高校生たちが緊張せずに本来の自由な発想を出し合えるよう、大会議室をパーティ会場のように装飾し、フォトスポットやハンモックなども好評だった。
 有我英一市文化交流部長は「牡丹の花はきれいで、牡丹園には歴史もあるが、それだけで人は来ません。常識や前例にとらわれず、大人に出せない発想を教えてほしい。皆さんは世の中の常識を変える力を秘めている。ここは想像力の実験室。牡丹園を日本一面白くするつもりで常識をぶち壊してください」、保勝会の柳沼直三理事長は「コロナ禍以降、当園は団体客が激減している。国の財産であり市の宝である牡丹園を未来につなげるため、皆さんの力を貸してほしい。牡丹園をより良い場所に育てていくため、フレッシュな感覚に期待している」とあいさつした。
 参加者らは13班に分かれて自己紹介などで打ち解け、市の学芸員から牡丹園の解説を受けた後で、同園をより魅力的にするためのアイデアを出し合い、最終的に全体で共有した。
 各班からは「花のトンネルとイルミネーションを組み合わせる」「牡丹園ならではのキャラクターやお土産を開発する」「カフェに力を入れる」といった案が聞かれた。
 またPRに関して「高校生がSNSを運営する」「PRを担うアイドルを作る」などの意見もあった。
 イベント案として野外フェスやコスプレ駅伝、スタンプラリー、すかがわクイズ、お化け屋敷、ビンゴ大会、特撮塾のヒーローショー等も挙がった。
 このほか園内で兎や馬など動物を飼う、着物のレンタルや着付け体験、足湯の整備、人力車などの乗り物導入、恋人の聖地にするといった様々なアイデアが次々と出され、大人たちを感心させていた。
 参加した畠山陽菜さん(須賀川桐陽高2年)は「有名な牡丹園に貢献できてうれしく、自由な意見を聞いてもらえて楽しかったです。2回目以降も積極的に意見を出したいです」と語った。
 ガイドの会の酒井清美会長らは「若者たちの意見で盛り上がり、新しい試みとして良いスタートが切れた。これをきっかけに、高校生たちが牡丹園に関わり、愛着を持ってくれたらうれしい」と手応えを感じている様子だった。
 なお各班のアイデアは参加者同士の投票によりランキングを決め、後日、市観光物産振興協会のインスタグラムアカウントで発表する。
 次回は2月中旬頃に開き、今回出されたアイデアを実現に近づけていく予定である。