
ひのさらさの販売数で表彰を受けた久保木社長
須賀川市仲の町の久保木畳店は国産最高級ブランド畳表「ひのさらさ」の販売数で日本一を記録し、畳表の専門問屋肥後物産(熊本県)から表彰を受けた。
「ひのさらさ」はJA熊本の最高級品であり、国内で流通する140万畳のうち上位0・5%の畳表のみが認定を受けている。
一般品は5年以下で経年劣化を起こすが、「ひのさらさ」は15年以上品質が保たれる。また厳選したイグサを使用しているため色ムラが少なく、年を経るごとに趣を増していく「経年美化」が特徴とされる。
これまで業界では安さを追求する傾向があり、そのため中国産にシェアを奪われていた。
久保木史朗社長は畳の良さについて自身の納得のもとに消費者に届けたいと、2022年に熊本県に足を運びイグサの収穫作業など体験した。そこで農家から美しさを追求する姿勢や、品質の違いなど学び、「ひのさらさ」の販売に力を入れるようになった。
収穫などの手伝いは以降も毎年継続し、実感をもとにした商品の提案は消費者の心に響いた。「できるだけ、皆さんに良いものを使っていただきたい」と思いを明かす。良いものを使うことで畳への愛着も増し、ひいては畳文化の醸成にもつながっていくという信念だ。
昨年の「ひのさらさ」販売数は全体の2割以上を占める1334枚を記録した。
またこのうち9割が須賀川を中心とする地元だったという。
「今後は海外にも『ひのさらさ』の良さをよりPRしていきたい」。目指すのは高品質な畳を求めやすい価格で提供する三方良しの実現だ。来月にはイタリア・ミラノでの展示販売も予定しており、畳の魅力を須賀川から発信していく。











