円谷英二監督テーマの朝ドラ誘致へ本格始動 須賀川商工商議所、須賀川市に連携要請


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    朝ドラ誘致へ官民一体の協力を確認

 須賀川市出身の特撮の神様こと円谷英二監督の生涯をテーマにしたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)の誘致に取り組む須賀川商工会議所は27日、菊地大介会頭らが市役所を訪れ、大寺正晃市長に官民協働の協議会の設立など、連携の取り組みの理解と協力を求める要望書を提出した。
 同会議所は、朝ドラ実現により都市ブランドの確立や交流・関係・移住人口の創出、観光消費の拡大などの効果が期待できるとして、市に①推進協議会の設立②機運醸成に向けた署名活動やイベントの実施③NHKへの要望活動の強化―の3項目を求めた。
 要望書提出には菊地会頭のほか、鈴木和幸副会頭、佐久間貴士専務理事、市からは大寺市長と山寺弘司副市長が出席した。
 菊地会頭は「円谷監督と特撮への注目はかつてなく高まっている。この機会を逃さず、朝ドラという形で全国に発信したい」と述べた。
 大寺市長は「市民一丸となった取り組みが何より重要。信頼関係を築きながら進めていきたい」と応じた。
 佐久間専務理事が要望書の概要を説明し、今後の進め方や推進体制について協議した。
 今回の誘致は福島市出身の作曲家・古関裕而夫妻をモデルとした令和2年前期の朝ドラ「エール」の誘致活動を参考に進める方針。要望書提出を機に推進協議会を設立し、須賀川の地域資源を生かした取り組みを展開していくことを確認した。
 円谷監督は日本特撮の礎を築いた第一人者で、「ゴジラ」や「ウルトラマン」「ウルトラQ」など数多くの作品を生み出した。昨年11月に日本人で初めて米国視覚効果協会(VES)の殿堂入りを果たした。
 また須賀川市は3月、内閣府クールジャパン戦略会議で「特撮」をテーマとしたコンテンツ地方創生拠点の一つに選定され、これを受け、同商工会議所は今年度から朝ドラの制作・放映に向けた誘致活動を本格化させ、円谷監督を支えた家族との絆と波乱万丈の生涯を全国に発信し、須賀川を「特撮の聖地」として国内外に広くアピールすることが狙いである。