全国新酒鑑評会 松崎酒造(天栄村)が13回目の金賞 県の日本一に貢献


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    受賞を喜ぶ松崎社長

 広島県東広島市の酒類総合研究所の令和7酒造年度全国新酒鑑評会の結果は20日に発表され、天栄村の松崎酒造「廣戸川」が13回目の金賞に輝いた。県全体でも20銘柄が金賞を受賞し、2年連続となる金賞受賞数日本一の栄光に貢献した。
 酒類総合研究所と日本酒造組合中央会の共催で、全国規模で開かれる唯一の新酒鑑評会。全国の酒造家が鑑評会を最高峰の目標として技術の粋を結集し、金賞の受賞を目指し全国から793点が出品された。予審と決審で入賞411点、金賞217銘柄を選んだ。
 松崎酒造の「廣戸川」は3年連続の金賞受賞となる。松崎淳一社長(68)は家族らとホッとしたような笑みを浮かべた。今回は業界全体で米不足を懸念する声もあったが、同社は天栄村湯本地区の農家から酒造好適米「夢の香」の提供を受けており、例年通りの高品質な酒造りができたという。息子である杜氏の松崎祐行さん(41)を中心に蔵人約10人体制で、香り高く、米の甘みを引き出す酒を仕上げた。「農家の皆さんや蔵人たちに、感謝しかありません」と松崎社長。「受賞はこれまでの積み重ねに対する評価であり、苦労が報われた思いです。今回から酒造りに加わった若手もいるので、励みになります」。
 海外での需要も高まっており、震災以降は輸出できなかった韓国も含め、8カ国に商品を提供している。
 蔵の設備投資も順調で、人気の高い特別純米吟醸酒を安定的に供給できる体制も整ってきた。「販売できる銘柄も充実させながら、これまで培った技術で美味しいお酒を多くの人に味わってもらいたいです」と語った。

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