須賀川市 10月に19年ぶりの水道料金値上げ 6月議会提出案件を説明


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    提出案件などを説明する大寺市長

 須賀川市の定例記者会見は1日、市役所で開かれ、大寺正晃市長が4日開会の定例議会提出案件などを説明した。
 6月議会は25日までの予定で、単行12件、予算2件、報告8件を審議する。
 主な議案として市水道事業給水条例の一部改正は、10月からの水道料金を19年ぶりに値上げする。具体的には口径13㍉・2カ月あたりの平均使用水量27立法㍍の場合6314円(1425円増)、水道加入金は9万200円(2万4200円増)とする。値上げ幅は1・01倍から1・37倍で、料金は県内13市のうち3番目の高さになる。
 値上げの理由として、水道事業の健全な経営を維持するため、老朽化が進む施設の更新と、今後も安全で安心な水を安定して供給するための財源確保を挙げた。現行の料金であれば令和7年度以降は純損失で、11年度からは未処分利益剰余金などの補填財源も枯渇する状況だという。
 設計書の誤りで4月の臨時会で契約を解除した須賀川駅西地区地下調整池整備工事は、正しい計算方法に基づき、3億776万4600円で松本建設工業が改めて契約を結ぶ。工事概要は貯留施設工、機械設備工、電気設備工。流末水路工は分割発注するため今回は含まれていない。なお同社には前回の契約解除に伴う補償として、23万8850円を支払う。
 今年度一般会計補正予算は歳出歳入に4029万1000円を増額し、347億29万1000円とする。
 主な歳出として県による「風評に打ち勝つ園芸産地競争力強化補助事業」は横田農園がパイプハウスと付帯設備一式で4500万円、野菜協議会エコ園芸部会(JA)はパイプハウスと付帯設備一式、防除機導入に2150万6000円の補助を受ける。
 消防団管理運営事業は1034万円計上する。阪神マテリアルから受けた地方創生応援税制寄附金(企業版ふるさと納税)1000万円を活用し、消防団屯所47カ所の照明器具をLED化する。市内屯所67カ所のうち20カ所は既にLED化しており、今回の事業ですべての屯所の照明器具が切り替わる。
 このほか国の阿武隈川緊急治水対策プロジェクト道路整備事業で予定していた市野関共同墓地移転に係る敷地造成工事が、移転先の埋蔵文化財試掘調査で遺跡が確認されたため、一時中止し発掘調査を実施する。これにより事業費を1億1139万円減額し、1億461万円とする。見つかったのは上の山古墳群で、調査は今年度から来年度にかけて実施する。
 農業委員会委員は7月20日付で19人を後任として任命するため議会の同意を求める。
 固定資産評価審査委員会委員は薄井登士子委員の任期満了に伴い、引き続き選任するため議会に諮る。
 東京電力福島第一原発事故に係る損害賠償のうち、屋内こども遊び場運営費と弁護士費用の賠償について、賠償額306万円で和解するため議決を求める。