
伝統継承へ練習に励む会員たち
長沼盆踊り保存会が主催する「長沼盆踊り」は8月8日午後5時から、須賀川市の長沼コミュニティセンター駐車場で開かれる。市無形民俗文化財の長沼甚句を中心に、長沼音頭や和太鼓演奏などを披露し、地域に受け継がれる伝統文化の魅力を発信する。
長沼甚句は、1590年8月に天下人・豊臣秀吉が奥州仕置きで長沼城に宿営した際、城主が歓迎の宴で披露した踊りが起源と伝えられる。その後、長沼城下の夏祭りや盆踊りとして受け継がれてきた。
昭和40年に保存会が設立されたものの、若者の減少などで活動は途絶え、約25年間休眠状態となった。市の「地域の宝創造プロジェクト」を契機に久保直幸会長らが保存会を再結成し、令和5年に四半世紀ぶりの復活を果たした。
現在は会員11人が4月から毎週月曜日に長沼小体育館で踊りや太鼓、お囃子、横笛の練習を重ね、本番へ向け準備を進めている。
こうした伝統継承活動が評価され、保存会は明治安田クオリティ・オブ・ライフ文化財団の「地域の伝統文化」助成対象に選ばれた。全国44都道府県から推薦された164件のうち56件が採択され、県内では唯一の選定となった。
13日には明治安田生命保険郡山支社で助成金贈呈式が行われるほか、久保会長らが須賀川市役所を訪れ、大寺正晃市長に受賞を報告する予定。
また本番に向けた体験会「踊りを覚えまショー」を25日午後3時から5時まで長沼農村環境改善センターで開く。事前申し込みは不要で、最新情報は保存会のインスタグラムで発信している。











