
山下さんを案内する鈴木社長(左)
須賀川市の特撮文化が世代と場所を超えた新たな交流を生み出した。三重県四日市市の小学6年生の山下弦輝さん(11)は30日、家族とともに須賀川市を訪れ、商工会議所副会頭でセルクルの鈴木和幸社長(66)の案内でtetteの円谷英二ミュージアムや特撮アーカイブセンターなどを見学した。
2人が知り合ったのは今年3月、山下さんが「ゴジラやウルトラマンが好きで、怪獣映画を作る人になりたい」と新聞に投稿したことがきっかけだった。
円谷監督の伝記を出版しており、市内でも特撮分野の第一人者として知られる鈴木社長は、山下さんの投稿に感銘を受けた。そのため特撮文化を継承する須賀川の取り組みなどを紹介する投書を返信の形で送り、「ぜひ一度、須賀川へ遊びに来てください」と呼びかけ、今回の来須につながった。
山下さんは母の麻子さん(51)、姉の歌子さん(14)とともに鈴木社長から歓迎を受けた。円谷英二ミュージアムでは特撮塾の取り組みや、円谷監督の生い立ち、展示資料にちなんだ作品の制作背景など、様々なエピソードについて解説してもらった。館内で上映中の「ゴジラ須賀川に現る」を観た山下さんは、どうやって音声を乗せているかなどと質問し、鈴木社長の説明に何度もうなずき、目を輝かせていた。
鈴木社長は「ウルトラマンの初回放送から60年が経つが、いまだに新たな世代を引きつける力を持っている。特撮にはまだ広く知られていない奥深い歴史があり、これからも発信していきたい」と述べた。
山下さんは「展示されている着ぐるみの大きさや、ジオラマのセットに驚きました。特撮塾もうらやましく、迫力が伝わるカメラの撮り方などを教わってみたいです」と感動した様子をみせていた。










