デニーズ須賀川店で初の出張開催 認知症「ボータンカフェ」


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    笑顔で交流する参加者たち

 認知症の当事者や家族、地域住民、福祉関係者らが認知症を学び、交流する場として認知症カフェ「ボータンカフェ」を主催する豊心会は25日、より社会に開かれた場を作ろうとデニーズ須賀川店で「出張カフェ」を初めて開き、店内に明るい笑顔があふれた。
 ボータンカフェは、2015年から牡丹会館で定期的に開き、昨年12月に10周年を迎えた。
 今回は全国のチェーン店で認知症カフェの場を提供しているデニーズが市に企画を持ちかけ、初の出張版が実現した。県内のデニーズで実施するのは4カ所目だという。
 当初の目標を上回る24人が参加し、同店のメニューを味わいながら「他人事から我が事へ」をテーマに、認知症になっても行き続けたい場所など語り合ったほか、身近な出来事や笑い話に花を咲かせていた。
 豊心会の担当者は「福祉サービスの利用者が、送迎の時に『以前はこの店によく通っていた』と懐かしんでいたのもきっかけの一つでした。認知症の人やご家族もこうして外に出て、またお店に通ってもいいんだと感じていただけたら」と新しい試みに期待を寄せる。
 デニーズの担当者は「参加者は皆さん、デザートを前にすると笑顔になってくれます。認知症カフェに参加する心理的ハードルを下げるチャンスとしてこれからも活用していただきたいです」と述べた。