
目録を市長に手渡す鈴木さん(左)
須賀川市千日堂の鈴木健一さん(77)は10日、「年間を通して文化、スポーツで優秀な成績を収めた人への報奨金として役立ててほしい」という願いから、市に2000万円を寄付した。市では今後、鈴木さんの意見をくみ取りながら、市民を応援するための活用方法を検討していく。
鈴木さんは平成2年から須賀川環境エンジニアの社長に就き、浄化槽や下水道など市民の健康・衛生に不可欠な環境づくりに尽力した。現在は退任したが、自身を育み、事業を展開してきた須賀川が人口減少の波にさらされ続ける現状に歯がゆさを感じていたという。
一方で、子どもたちの未来に大きな希望を感じていた。自身も選手として続けるソフトテニスにおいて、大武夢菜さん・姫菜さん姉妹(西袋中3年)が昨年の全国大会を優勝した。鈴木さんは姉妹の保護者との縁もあり、小学生時代から応援し、手厚く支援してきた。「2人を慕って市外から市内に集まってくる子もいた。彼女たちのように、スポーツに限らずあらゆる分野で日本一になれる人が育てば、須賀川の大きな魅力となる」。また、そうして活躍する人たちの存在が、全国から須賀川が注目を集めるきっかけになってほしいとも願っているという。
大寺正晃市長は「この厳しい世の中において、身を削って地域のためにご寄付をいただき、ありがたく思う。子どもたちが日本一を目指す励みとなるよう、活用方法を検討していきたい」と感謝を伝えた。同席した佐藤暸二市議会議長は「鈴木さんの思いに沿う支援を実現させるために議会としても応援していきたい」と述べた。
なお鈴木さんの市に対する寄付は累計で2726万5000円となった。











