
和田さんからアドバイスを受ける生徒たち
「どうしたら、もっと良くなると思う?」天栄中の生徒たちは、先輩である俳優和田聰宏さんが投げかけた問いに、思いついたことを遠慮がちに答えた。「いいね、やってみよう」。試行錯誤を続けるうちに、生徒たちから次々とアイデアが生まれていった。
天栄村出身の和田さんらを迎えた表現力育成ワークショップは1、2の両日、天栄中で開かれ、2年生約30人が演劇を通じて誰かとともに新しい自分を引き出す方法を学んだ。
ふるさと・夢未来応援事業の一環で、今年で3回目となる。
所属事務所のノックスから和田さんと俳優の福原冠さん、池田直広さん、脚本家・演出家の笠浦静花さんを迎えた。また同社の恒吉竹成代表がプロデューサーを務めた。
生徒たちは「自分の失敗談」をテーマに、スーパーで迷子になったことや、トイレのノブが壊れて閉じ込められたことなどを3分間の劇にした。
場面を観客に想像してもらうためバドミントンのシャトルをドアノブに見立てるなど、様々な工夫を取り入れた。
2日目は初日の失敗談に「奇跡」を加え、ハッピーエンドの劇に仕上げた。
和田さんは観客を意識した見せ方などプロならではの視点でアドバイスを送り、生徒の発想を引き出していた。「今年は積極的なテンションでこちらの投げかけに乗ってきてくれる生徒が多かった。一人じゃできない表現を通じ、周りとの関わり方、例えば助けたり、助けを求めたりすることも学んでもらえたらうれしい」と語り、後輩たちの成長していく姿に喜んでいた。










