武田國男さんの遺志として 須賀川・天栄に寄付 教育現場で思い受け継ぐ


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    市と村に寄付を贈った正子さん

 須賀川市旭町の武田正子さんは2日、須賀川一中校長や天栄村教育長などを歴任した夫の故武田國男さんの遺志として、須賀川市と天栄村に各30万円を寄付した。
 國男さんは昭和40年に石川町野木沢中に奉職、湯本中、須賀川三中、鏡石中などで教鞭をとった。平成13年に須賀川一中校長で定年退職し、市教委生涯学習課インストラクターを経て、平成16年から8年間天栄村教育長として尽力した。
 教育長時代にスローガンとして掲げた「村はひとつ、学校はひとつ、願いはひとつ」は、現在も村教委の教育基本理念として発展的に受け継がれている。
 現職の長場壮夫村教育長は、約20年前に國男さんから教わった言葉「夢はみるもの叶えるもの、人の3倍励むもの」を現在も大切にしており、教職員や児童・生徒に対し、初志貫徹で日々小さな目標をコツコツと達成することが、大きな夢の実現につながると伝え続けている。
 正子さんは「主人はインストラクターや教育長などとして、いつも楽しくて仕方がないという様子で通っていました。寄付は須賀川、天栄へのお礼として、発展に活用いただければ」と感謝を伝えた。
 大寺正晃市長は「武田先生はユネスコでお世話になった。瑞宝双光章の祝賀会でうれしそうにしていた姿もよく覚えている」と語る。
 永瀬功一市教育長も「多くの人と関わり、素晴らしい人だった」と故人を偲んだ。
 添田勝幸村長は「村長就任当初、教育の素人だった私に様々なご指導をしていただいた。武田元教育長のご尽力が村内教育の振興・発展に大きくつながっており、大変感謝している」と謝意を示した。