息子の期待に応えて開店
どうせやるなら楽しく
父が社長を務めるエコ・プランナーは建設業や農業など幅広く手掛けており、廣瀬さんは8年前に大型免許を取得してダンプカーを細腕で操り、専務として会社を支えてきた。
さらなる事業拡大を目指し食品部を立ち上げ、今年4月にクレープを販売する同店舗を開店した。「中学3年の息子が、友だちと気軽に立ち寄れる軽食屋があるといいなと口にしていました。私も天栄で生まれ育ったのでとても共感し、その期待に応えたいとお店を始めました」と語る。
中高生に喜んでもらいたいと、ボリュームは多めで料金は500円前後に設定した。また生クリームなどでパンダの形にデコレーションしたクレープは大好評で、若者たちが写真に撮って見せあっているという。
母が大のパンダ好きだったこともあり、「どうせやるなら楽しく」と店のあちこちをパンダで飾る。
6月下旬頃からは自家栽培のアスパラを使ったクレープも再開予定で、「学生の声を聞きながら、できる限り期待に応えていきたいです」と笑顔をみせた。