「江戸」と「京都」の人形が邂逅 須賀川市立博物館「雛人形展」が幕開け


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    さいたま市岩槻人形博物館の資料が並ぶケース

 須賀川市立博物館の企画展「雛人形展」は6日から開幕し、江戸時代における人形の二大潮流「江戸」と「京都」が同館を舞台に邂逅(かいこう)を果たす。伝統を重んじる京都と、そこから影響を受けつつも新たな工夫を取り入れる江戸の人形や、それぞれの変遷など多くの注目ポイントがあり、来館者を楽しませている。
 開館以来、市民から寄贈された雛人形を展示する「雛がいる博物館」の愛称で親しまれる同館の人気企画展。会期は3月10日まで30日間。
 今回はさいたま市岩槻人形博物館の協力による特別展示「人形の美 京の雅」として京都の次郎左衛門雛など貴重な8点の資料も並ぶ。
 京都人形の特徴として着物などの装飾が本物と同じ素材を使っていたり、絵巻物に描かれるような丸顔と小さな口、細い目など雅さを意識した意匠が施されている。
 同館所蔵の江戸時代の人形は、奥州道を通じて江戸からもたらされたものだが、初期には京都製の人形が江戸経由で運ばれたものもある。江戸の人形職人の隆盛に従い、江戸製がほとんどとなるが、そうした時代背景も資料から伺うことができる。
 会期中の催しとして、学芸員が資料を解説するギャラリートークは24日午前11時からと、3月1日午後2時から開く。予約は不要で観覧券のみで参加できる。
 「ミニ手まりストラップを作ろう」は2月10日と3月2日の午前10時から、伝統的な手芸に挑戦する。参加費100円。
 イベント「博物館のひな祭り」は3月3日、投扇興や常設展から雛人形を探すゲームなど楽しめる。当日は入館無料。
 なお商工会議所女性部のつるし雛も展示し、16日から始まるイベント「雛(ひゝな)の笑顔に会えるまち」と合わせて楽しめるよう工夫を凝らす。
 観覧料は大人200円、大学・高校生100円、中学生以下、65歳以上、障がい者は無料。
 開館時間は午前9時から午後5時まで。
 問い合わせは同館(℡ 0248-75-3239 )まで。

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