須賀川市歴史民俗資料館リニューアル 今月末で休館 来夏に再開予定


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 須賀川市歴史民俗資料館はリニューアル工事のため今月末で休館する。再開は来年7月以降の予定で、展示資料の閲覧などを希望する場合は早めの来館を呼びかけている。
 同館は旧長沼町時代に豊富な文化遺産と先人の生活習慣を後世に伝える「長沼町歴史民俗資料館」として、平成7年11月に開館した。
 建物は「山間の小さな城下町」のイメージと文化遺産を残すためのタイムカプセルを表現した「蔵造り風」となっている。
 大きな特徴の一つが床面積182平方㍍の展示室にむき出しで立つ柱と梁で、いずれも長年の風雪に耐えて町内に自生してきたスギとマツ材を使用した。
 現在は常設展示のみで、江戸時代末から大正時代の長沼焼や農具を展示するコーナー、塚越遺跡から発掘された約4500年前の貴重な人面取手付土器などが並ぶ。
 入場は無料、開館は午前9時から午後5時まで、休館は土・日曜日と祝日。
 なおリニューアル工事は内装を中心に予定しており、改修後は市内の民具の収蔵・展示が主な役割となる計画。
 休館中は館内を見学できないものの、職員は常駐し民具等資料の貸し出しや出前講座の講師派遣などは対応する。
 問い合わせは同館(℡ 0248-67-2030 )まで。

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