牡丹園を吟行し説明を受ける板橋さんと親子 
須賀川市出身の俳優で牡丹観光大使の板橋駿谷さんをゲストに迎えた俳句会は５日、市内在住の小学生親子10組が参加して須賀川牡丹園で開かれた。
大型連休に合わせて須賀川の俳句文化振興と継承を目的に企画し、須賀川を代表する俳句結社・桔槹吟社の協力を得て実施した。
午前中は俳句をテーマにした板橋さんのトークイベントを催し、俳句や牡丹園への思い、などを多くのゲストに紹介した。
午後は小学生親子とともに園内を吟行し満開の牡丹の大輪を楽しみ、牡丹園の魅力を存分に味わった。
桔槹吟社の江藤文子代表をはじめ永瀬十悟さん、佐藤秀治さん、佐藤健則さんが講師を務め、俳句を構成する五七五の文字数、季語を詠み込むなどを紹介し、基本を大事にしながら自由に言葉を楽しんでほしいと呼びかけた。
板橋さんと親子らはグループに分かれて吟行し、園内でたくさんの季語を探し、花神亭で俳句作りに挑戦した。
板橋さんは「花くずが化粧みたいな今日の池」、参加した子どもたちは「あげはちょうぼうたんのうえ飛んでいく」、「夏のこい四角い口を開けている」、「ぼたん見て着物美人のえがお咲く」などの俳句を詠み、作品を披露し合いながら交流を深めた。
詠んだ作品は短冊に清書し、一定期間、風流のはじめ館に掲示を予定している。
