須賀川市の第42回円谷幸吉メモリアルマラソン大会の第1回実行委員会は12日、円谷幸吉メモリアルアリーナで開かれ、今大会はハーフマラソンの部を中止することを決めた。一方で、6月9日に行う日本陸連公認コース(5年更新)の検定は10㌔、5㌔だけでなくハーフマラソンコースも受ける予定で、次年度以降の復活に希望をつなげる。
中止の理由について事務局は、前回大会の反省と課題として参加者の安全確保のため、ハーフマラソンコースである空港道路へのコーン設置数増加が求められていることや、警備員等の配置にかかる委託料が増加していること等への予算対応が難しいためと説明した。
これにより今年度は日本陸連公認の10㌔(一般男子5部門、同女子1部門)、5㌔(一般男女、中学男子各1部門)のほか、大会任意設定の3㌔(一般女子、中学女子各1部門)、2㌔(小学生男女学年別6部門)、1・4㌔(成人男性・女性と子どものペア各1部門)の全5コース19部門、定員は計3700人となる。
大木和彦委員長は「種目が減っても補う工夫を検討し、ランナーファーストの対応で来ていただいた選手や家族に『須賀川に来て良かった』と思っていただけるアイディアを考えていきたい」と述べた。
来年度以降の対応は未定だが、再開に向けた下地は整えていく。
実行委員会はこのほか前回の事業報告、今大会の事業計画、予算などを話し合った。
今回の大会は10月20日、スタートを影沼橋、フィニッシュを同アリーナ東側で行う。
エントリーは7月1日から8月4日まで、インターネットのみで受け付ける。
特別招待選手は君原健二選手が決定している。
中体連新人ロードレースを兼ねた実施を予定しており、今年度は中学生の参加料負担はない。
東京マラソンとの提携による同大会出走権は10㌔完走者から抽選で3人に贈る。
今年度大会予算は996万円(前年度比200万円減)。