幅広いテーマに挑戦 須賀川桐陽高数理科学科の研究発表会


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    質問者の疑問に答える発表生徒

 須賀川桐陽高の数理科学科課題研究発表会は29日、2年生35人が7班に分かれ、数学の未解決問題であるコラッツ予想など学術的なものから、実験に基づく味覚や漂白剤等の研究まで、生徒たちの個性を反映させた幅広いテーマに対する挑戦結果を披露した。
 自然科学に関する課題を自ら設定し、計画を立てて問題を解決する活動と、成果の発表を通し、知識・技術の深化や総合化、問題解決能力や主体的な学習の態度、プレゼンテーション能力などを身につけるため、毎年同科の2年生が実施している。
 指導助言者として福島大共生システム理工学類の中川和重准教授、同大食農学類の高田大輔准教授を迎えた。
 また同科1年生が来年の手本とするため聴講した。
 各班は「人間が感じられる味の薄さの限界」「強くて丈夫な泥団子を作る条件」「凍らせたスポーツドリンクを同じ味で飲む方法」など身の回りの疑問や日々の学習からヒントを得た上で考えた題材を設定し、計画的に研究を進めてきた。
 このうち7班は「コラッツ予想」をテーマに設定した。
 コラッツ予想は「偶数なら2で割り、奇数なら3倍して1を足す」という操作を繰り返せば、どんな自然数であっても最終的に1となるという予想であり、ドイツの数学者ローター・コラッツが1937年に提唱してから完全な証明ができていない。
 生徒たちは1から順に規則を当てはめて予想が成立していることを確かめ、その中で1にたどり着くまでの計算回数や傾向、規則性などを探った。
 発表終了後は生徒同士で疑問点をぶつけ合い、より質の高い研究に向けて経験を積んでいた。