初の巨大怪獣決戦に拍手 すかがわ特撮塾4期生の作品「出撃せよ!鎧機甲虫クワガッシャー」上映会


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    塾生たちの舞台あいさつ
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    ビルのミニチュアを設置するワークショップ

 須賀川特撮アーカイブセンターのすかがわ特撮塾4期生が制作した映像作品「出撃せよ!鎧機甲虫クワガッシャー」の上映会が14日、tetteで開かれ、市内外から訪れた幅広い年代の特撮ファンが作品を楽しんだ。特撮塾として初めてメカ怪獣と巨大怪獣が市街地で激突する場面などが上映され、大きな拍手が送られた。
 同塾は、須賀川出身の故円谷英二監督が築いた特撮技術の精神を受け継ぎ、次代の映像人材育成を目指して開かれている。市内の中高生を対象に、現代特撮の第一線で活躍する制作陣を講師に迎えた。
 今年は中高生14人が参加。田口清隆監督を塾長、特撮コーディネーター島崎淳さんを常任講師とし、ATAC(アニメアーカイブ機構)のメンバーらの指導を受けながら、オリジナル怪獣のデザイン、アクタースーツ制作、脚本作り、撮影、編集など一連の特撮制作に取り組んだ。
 昨年6月下旬の開講以降、塾生たちは同センターに収蔵されているミニチュアセットを使った模擬撮影のほか、市街地バトルに登場するマンション模型の制作や、ながぬまラボでの特撮シーン撮影、ムシテックワールドでのロケなどを重ね、作品を完成させた。
 今回は過去の特撮塾受講生も制作に参加、メカ怪獣と巨大怪獣の本格的な戦闘シーンやビルの爆発場面、コミカルなドラマパートなどが盛り込まれ、来場者の関心を集めた。
 上映会に先立ち閉講式が行われ、大寺正晃市長があいさつし、田口塾長が塾生に修了証書を手渡した。会場には特別講師を務め、劇中にも出演した樋口真嗣監督や特撮美術デザイナー三池敏夫さんらも来賓として出席した。
 塾生からは「クワガッシャー発進シーンで大声を出す場面は、ムシテックが営業中で少し恥ずかしかった」「アクタースーツ制作では接着剤の匂いが強く大変だった」など制作の苦労も語られたが、完成した作品に満足そうな表情を見せていた。
 4期生作品の関連特撮資料や絵コンテも展示され、多くの来場者が見入っていた。上映後には特撮ワークショップも開かれ、子どもたちがミニチュアを使った撮影体験などを楽しんだ。
 また15日には、ムシテックワールドでも特別上映会が開かれた。